後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

お絵かきのよくわからなさ

 最近、お絵かきだけはちょっと調子出てきたんで、そこらへんの話を備忘録代わりにでも。

f:id:mkhs:20170831021521p:plain

 ちょっと前に描いたラフを、まったく別物のように描き直すのが好きです。なんか上達した気分になれるし、ゼロから描くよりは楽だから。

 

 こじつけっぽい話かもしれないけど、お絵かきって自転車みたいだなー、と描きながら思った。

 わたしは自転車って乗れるようになるまで遅かったんですよね。中学生になるまで乗れなかった。転ばないようにバランスをとるためには、力まず遠くを見るということを体で覚えるまでは転んでいた。自動車の運転も同じですね。近くよりも遠くを見なきゃならない。

 遠くを見ないと、バランスが取れない。手元や細部に集中してしまうと、バランスが崩れてまっすぐ進まなくなる。

 絵というものも不思議なことに、手じゃなくて脳で描いてるんだなってわかるようになって、ようやく見えてくるものがあります。まあ、見えても描けないものもあるんだけど。

 見てないんですよ。細部に集中しているときって、見ていると思い込んでいるけれど、見えてない。本当に、自分の脳って信用できない。自分の脳を、目を信じない。そうしないと絵は描けない。

 なので、細部にこだわってグルグルと悩んでいると、全体まで狂ってくる。時間をおいて見直してみると、あまりのひどさに「なんだこりゃ」となる。でも、描いているときはそれが目に入らないんですよ。

 なんなんだ……お絵かきって、なんなんだ……。というか、人間の脳みそのつくりって、やっぱり変なの、と描きながら考えていた。