後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

菓子を買う惑い

 今日は月曜日なので、ファミマにジャンプを買いに行きましたよ。ジャンプを買うのは決まっていたからいいけれど、わざわざコンビニまで行ったからには、ついでに何か菓子でも買いたくなるものじゃないですか。自制心が弱い? そうですか。そうですよ。

 というわけで、商品を手に取りながら値段とカロリー表示を眺めてウロウロしている見窄らしい中年がわたしです。

 えー、わたしは一人で買い物をすると、えらく時間がかかるタイプです。自制心や判断力、決断力といったものが弱いので、物事を決定するための要素が複数あると、とてもとても時間をかけて無駄に迷います。

 この場合でいう複数の要素とは、「金額・カロリー・食欲」の三つになります。この三つの条件を満たせるベストな選択とは? みたいに考えはじめて、勝手に悩みこみます。そういう習性の人間です。

 もう何度も失敗しながら生きているので、そんなに考えても悩んでも結果にたいした差なんてないってことはわかってるんですよ。この場合の本当に最善な判断というのは、「菓子なんて買わない」ことです。しかし、いざ店内に入り、目の前に様々な情報量が溢れている環境の中に置かれると、「わかっている」という理性がどこかへ吹っ飛ぶんですね。

 「わざわざここまで来たんだから、何か満足を得られる結果がほしい!」と、脳が欲求モードになってしまうんです。だいたい衝動買いとかコレですね。目的のない期待感にふりまわされているので、報酬系を刺激されている感じですかね。

 そして気になった商品を眺めながら、自分の中の条件を整理していきます。「せめて二百円以内のものにしておこう」とか、「カロリーはできれば二百以下がいいんだけど、今日はペストリー系が食べたい気分だからそれだと厳しい、三百以下までにしようか」とか、「その中で今もっとも食べたい気分なのは……」とかいちいち詰めていくので、買い物がとても遅い。

 さすがにこれは一人で買い物をするときだけで、他人が一緒にいるときは気を使うので、多少は早めに決断します。

 逆に言うと、わたしは他人のプレッシャーに弱いので、一人でいないと自由な選択が出来ないという感覚に陥るのです。他人といるときは気を使っている反動から、一人で行動するときぐらいは、自由に選択したいという気持ちが強すぎるのだと思います。

 そこらへんの意識が変えられない限り、わたしはこれからも買い物に悩み続ける人間として生きるのでしょう。

 

 で、結論としては、本日のおやつは「マロンパウンド」になりました。

 

 味の方は……匂いはすれどもマロン感はあまりない。百八円なのでこんなものかと思えば、ふつうに美味しいパウンドケーキでした。