深夜にあずきバーを食う
ようやくわたしの好きな秋らしくなってきたというのに、気持ちがいまいち上向かない。やはり目の調子が悪いことが尾を引いている。目薬を処方してもらって四日ばかり経つが、コンタクトを入れてしまうと、あまり改善した感じはしない。
心臓が痛くなろうが、頭や腹が痛くなろうが、痛みが過ぎてしまえば「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で生活できるのだが、ものの見え方に支障があるというのは、とにかく不便だ。
目が不調だと、やる気が出ない。本も読みにくいし、文字も書きにくいし、掃除もしづらいし、パソコンでの作業もしづらい。とくに何かするわけではなくても、常時目の不調を意識せずにはいられなくて、落ち込んだりイライラする。ゲームぐらいしかする気がしない。
そうして落ち込んだ挙げ句、なんだか部屋が蒸し暑い気がしてきたので、わたしは自分を癒やすために深夜にあずきバーを食らいながらこの文章を打っている。冷凍庫に残っていた最後の一本であるあずきバー、美味い。
そういえば、カロリーはいくらくらいなんだろうと調べたら、98~112くらい? まあおよそ100か。茶碗一杯分の米と同じくらい? 菓子としてはそれほど多くはないけれど、深夜に摂取したことを考えるとけして低くはない。しかも今日は食後に雪見だいふくとゴマせんべいも食べてしまっている。
……あ、おやつに抹茶アイスも食ってた。ダメだ。一日に三種もアイス食ってるじゃないか。ダメだ、ダメ人間だ……。
やはりストレスはよくない。ストレスがあると、つい甘味で解消したくなる衝動に負ける。それもこれも、目が不調なのがよくない。
はたしてこれは本当に、目薬で良くなるものなのだろうか。アレルギー性結膜炎以外に原因があったのならどうしよう。このまま一生不調だったらどうしよう。ただでさえ生きる楽しみも喜びも見いだせない人生送ってるのに、先行きが暗すぎて自分を騙し騙し生きていくことすら難しくなる。
この前美術展に行ったときから、解説とか見えにくいなと思ってたんだ。けっこう大きめに書いてあるのに目を細めないと読めなくて、それで余計に疲れた可能性もある。目が不調だと、そういう気晴らしすら心置きなく楽しむことができない。
考えれば考えるほど憂鬱だ。
しかしそれでも明日はやってくるので、いつものようにジャンプを買いに行く予定です。