後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

パスタ返せ

 夜中にどうも飯の匂いが漂ってくるなーと思ったら、予想通り、身内が冷凍のパスタを食ってたのでしんどい。それ、わたしが明日にでも食おうと思ってたやつなんだよね、と思っても抗議できないめんどくさい事情がある。奴はおそらく、「こっそり」食っている自認なんだよな。堂々とは食えない。だが、完全にその痕跡を隠すほどの労力も使わないので、匂いやゴミで、露骨にバレる。バレているのに体裁だけ「こっそり」風につけるのは何なんだよ。そういう安っぽい後ろめたさ、とってもイラつくんだよ。わたしは明日何を食えばいいんだ? と、ムカついてくるのだった。

 我が家のレンジもトイレの換気扇も調子悪いし。リフォームしてからどこもかしこも維持やメンテがめたくそ厄介なことになっているのを、わたしは気づいている。音も響いて筒抜けなので、耳栓しないと寝られない家になったし。

 リフォームすることになったとき、わたしはもうすぐ死ぬ感じの精神状態でいたから、とくに何も言わなかった。しかし生き延びてしまったら、まあそのツケは数年後にどっとくるだろうなぁ、とは分かっていた。しかし、わたしがわかっていることを、家族はわかっていなかったりする。そこでなんとかコミュニケーションとろうとしたこともあったけど、だいたい無駄だと理解したのでもう諦めた。無理だ。無理だよ。おれたちわかりあえない。せいぜいお茶を濁した世間話でもして、世を憂いて共感を示したりして、そういう当たり障りのない表層的な付き合いしかできん関係だったのだ。人としての、信頼がない。まあそんなの、もしかして大抵の人間関係にはないのかな? とは思うけど。

 ほんと明日は何食えばいいんだ。さすがに最近は「何を食えばいいのかわからない」ストレスで三十分くらい悩み続けるという馬鹿げた状態は脱してきたけれど、予定を身内が勝手に壊すので、イライラしてきた。よくない。ああ、よくない。

 返せ。わたしのパスタ返せ。と、心で罵るが、さすがにちょっと虚しいなと思うので、何か美味いものでも食いに行きたい。だから、こういうのが、こういうストレスのサイクルがよくないんだよ、とわかってる。わかってるんだ……うん。