お絵かき備忘録

　あー、また絵を描いていたわけです。

　でも絵だけじゃなんか寂しいかなと思って、ブログ用にテキストを入れてみました。意味はないです。と言いたいけれど、このブログのコンセプトみたいなものだと思います、認めます。

　この絵は以前（去年の九月半ば）に描いていて、一度ブログに上げようとしたところで冷静になりやめたものを描き直してみたものです。たまにリアルっぽい絵を描きたくなります。あくまで「っぽい」だけで、雰囲気の話です。雰囲気。

（……絵について文を書こうとすると、どうして敬体になるんだ。自分でも謎だ。おそらく、長年体に染みついた劣等感から生じる防衛反応だ。怖い）

　えー、色を塗るのはあきらめ気味なので、同系色でざっと明暗のみを塗ります。明度だけの差で塗るとそれはそれで単調なので、彩度もちょっと調整します。デジタルは色をあとから変更できるので便利です。

　とりあえずくせのある髪の毛が風になびいている感じにしたかったので、それがメインです。ベースを塗ったらグラデーションで濃淡をつくって、次に影と明るいところを塗って適当に立体感を目指します。

　肌はほっとくとコテコテ塗りたくなる癖があるので、我慢して控えめにしました。立体把握とライティングがわかってないと、コテコテ塗ってもほぼ失敗します。

　仕上げに背景と同じ色をぼやっと「エアブラシ」で乗せた以外は、線も塗りも同じブラシです。ブラシ様々です。このブラシじゃないと、この線というか濃淡にはならんです。

　絵の方が彩度低めなので、テキストは彩度高めにするため、レイヤー効果（オーバーレイ）かけてます。青と白です。ただ乗せるだけだとつまらないので、コピーしてずらしました。すべて、行き当たりばったりです。

　そしたら背景が単色で浮いて見えたので、ちょっと赤系の色味を足したグレイを大きめのブラシサイズで塗って、濃淡をつくりました。絵が青系のグレイなので、一応補色を考えて。

　で、以下が描き直す前のやつです。

　……別物です。

　気分で描いているので、どれくらい手を入れたら完成という基準が自分のなかにありません。描いているうちに何が描きたかったのかもわからなくなってきます。絵も文も、わたしのやることはすべてそんな感じです。