後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

甘いカレーとしょっぱいカレー

 ここ数日、涼しいというか、寒い。そろそろ冷房の準備をしなくてはならないかと思っていた矢先に、暖房に逆戻りしてしまった。まったく最近の寒暖差は、読めない。しかもこれから、夏日が続くという予報らしい。心身共に、ついていけない。

 話は変わるが、先日に我が家で食べたカレーが、いつもと味が違ったので訊ねてみたら、「トロピカルカレー」というカレー粉を使ったものだったらしい。味はかなり甘口で、辛いのが苦手なわたしには良いと思ってくれたのだろうか。しかし残念ながら、あまり好みの味ではなかった。

 カレー粉の袋を見て見ると、どうやら、レーズン、マンゴー、リンゴ、パインといったドライフルーツが使われているらしい。これらフルーツの甘みが、強すぎたのである。ちなみに、具材はシーフードだった。フルーツとシーフードという組み合わせ、どうなんだろう。そんなことを考えてしまった。

 カレーの隠し味には、昔から色々なものが使われている。チョコレートとか、インスタントコーヒーの粉とか、フルーツペーストとか。我が家でも昔、それぞれ試したようだったが、結果、家族全員これといって良さや違いがわからなかった。だいたい、市販のルーはそれだけでも美味しく食べられるくらいに味がまとまっているし、そこに一手間加えたくらいで劇的に美味しくなるというかというと、微妙だ。

 とはいえ、個人的な味覚の好みというのはあるので、わたしはよく、醤油をかける。

 カレーに醤油。困ったときの醤油。醤油はだいたい何にでも合うと思っているくらいには、わたしは醤油を信頼している。マヨネーズと合わせても、ケチャップと合わせても、バターと合わせても美味しい。もちろん味醂や出汁と合わせても美味い。炒め物にもスープの味付けにも使えるし、そのまま食材にかけてもいい。

 わたしは辛いカレーが苦手だと前に書いたけれど、だからといって甘ったるいカレーが好きなわけでもないのだ。そういえば、以前に食べたココナッツカレーもそんなに好きな味ではなかった。つまり考えてみると、わたしの好きなのは、辛くなくて程よくしょっぱいカレーなのではないだろうか? という結論になる。

 しかし、そうしてよく醤油をかけていると、味の濃いカレーに更に余計な塩分を継ぎ足していると見えるのだろう、家族にはあまり理解されない。実際、しょっぱいものが好きなので、よく醤油や塩を足している自分は、塩分の取り過ぎかもしれないという不安は拭えない。

 でも美味いんだもんな、塩分。