後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

面白ウナギニュース

 新品枕チャレンジ第一日目は、頭痛で目が覚めるという敗北からの幕開けであった。敗北ではあったが、予想は当たったので、「ほらなー! いわんこっちゃない! 枕選びは難しいんだふざけるな!」と、ヤケクソ気味に自分の正しさを肯定する。

 しかし、まだ一日目である。高さ調節が一回くらい合わなかったからといって、絶望するにはまだ早い。早いと思いたい。救いがあると信じたい。でないとこれからも眠れない。

 まあダメだったらタオル枕に戻る。それしかない。悲しいことだが。

 もう枕のことは忘れよう。何か楽しいことないのか。面白いことは。興味を惹かれるようなことは。……ない。

 そうそう、今日テレビを見ていたら、夕方のニュース番組で「家庭でウナギを養殖できる」とかやってて、「はあ?」と思いながら見たら、養殖というか、水質管理の難しいウナギを「飼える」キットを紹介していただけだった。

 何なんだ。一体、何なんだ。このニュースの意図は何なんだ。我が家の食卓は軽くツッコミ大会となった。そもそも一般家庭でウナギを飼うのか、どうやって飼うのか、生きたウナギを捕るか買ってくるのか、シラスウナギでも密漁するのか。そして飼ってどうするのか。食うのか、売るのか、死ぬまで飼育するのか。だいたい、「養殖」と銘打っているが、繁殖させる方法などないじゃないか。増えないじゃないか。

 あまりに理不尽なことだらけで、色々と気になりまくってしまったのだった。

 もしかして、これは「ウナギは絶滅なんてしません」アピールの一環なんだろうか。ウナギをペット感覚で、もっと身近なものとして意識してもらうための話題作りなのだろうか。なんか、定期的にとてもどうでもいいウナギのニュースを放送しなければならないという決まりでもあるのか。

 べつに「もっと真面目にウナギの絶滅危機を報道しろ」と思っているわけでもないが、「家庭で養殖できる」などと怪しい煽りをつけてまで報道する意味が、本当にわからない。ウナギ関連のニュースは、本当に意味不明にぞわぞわとする面白ニュースが多すぎる。

 ……いや、そんなニュースを面白がっているわたしの日々が面白くもないだけなのだが。