後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

雨の日

今週のお題「雨の日の過ごし方」

 基本的に、晴れの日と変わらない。ひたすらPCの前に座ってネットやソシャゲに興じるか、お絵かきするか、あるいは部屋の片づけに悩みながら軽く掃除をしたりして終わる。たまに本や漫画を読んだりすることもある。音楽は、聞いたり聞かなかったり。

 客観視すると、「ああ~クソみたいな生活ぅ~」と頭がおかしくなってくる。そして「有意義!  有意義な生活とは何だ!」と脳みそで悲鳴をあげる。

 だから雨の日は幸いである。「今日は雨だから……」と、外に出なくても自分を許せる。湿気が怠いし、動きたくなくてもしょうがないと思える。本当は雨だろうが晴れだろうが変わらないのに。

 雨の音は嫌いじゃない。しかし、我が家はその構造上、ちょっと雨の音が響きすぎるところがある。豪雨になると、とてもうるさい。テレビの音声が聞き取れないことすらある。田舎の親戚の家へ遊びに行ったら、窓の防音がしっかりしているのか雨の音がまったく聞こえなかった。ときどき、雨が降っていることに気づかず、洗濯物を取りこむのを忘れると、親戚は言っていた。

 正直、とても羨ましかった。防音の効いた家、防音の効いた家……。羨ましすぎて目がうつろになりそうだ。そこはきっと、毎晩寝るのに耳栓をしなくても大丈夫な家に違いない。

 うるさくても雨の音が嫌いじゃないのは、家の中の騒音をべつの騒音で覆い隠してくれるからに他ならない。雑音を雑音で相殺して、気にならなくする機械というものがあるらしいが、それと同じ効果があるわけだ。

 そんなわけで、雨の日の過ごし方は晴れの日とさほど変わりはないが、その心は晴れの日よりも多少は安らかではあるかもしれない。