後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

2021年になった

 とうとう、2021年になってしまった。

 心身の状態は一進一退。ひとつの不調がマシになったかと思えば、またすぐ次の不調がやってくる。まあでも、慣れてきた。2019年の4月から生じた不調の対処への試行錯誤で、人生とはそういうもんだと受け入れるしかないのだという諦念が出来てきた。

 大きな変化としては、11月から長年嗜んできたカフェイン(毎日飲んでた砂糖とミルクたっぷりのカフェオレ)をやめた。とにかく自律神経によろしくないっぽいことはやめないと心身が保たないと思ったし、運動も再開したし、散歩も始めた。

 2月以降、外食もしてないし公共交通機関にも乗っていない。見たかった映画も諦めた。電車に乗って人混みの中には行きたくないから。本もろくに買えない。近くの本を売っている店は、そんなに充実していないし、最近は新刊もろくに入らなくなってきた。通販してまで宅配を圧迫するのはなんだか気が引けるし、そもそもカフェに行けないと本を読む気にもなれなかった。

 思い切って、一駅向こうに行けば大きな本屋はあるのだが、駅までバスに乗る気にもなれなかったし、天候や気温が良くないと自転車では行けないし、そもそも一駅先の都市はけっこう人がいるだろうなと思うと、やっぱり行く気力が失せた。だいたい私のネガティヴな判断力のせいだ。

 そうしているうちに、大晦日に地元の新規感染者数は最多を更新し、しかも今までの最多数の倍以上だった。そんなに栄えていない地とはいえ、そこそこ都心へのアクセスも容易な首都圏だから、逃げ場はない。

 12月の日本の感染状況はかなりヤバいことになりそうだし、医療崩壊も避けられないだろうという予想もあったので、早めに運転免許の更新に行ったりした。

 だいたい駅前のカフェなんて見たって、マスク外して仕切りもなく対面席でおしゃべりしているのが、ふつうの光景だったのだ。何度か利用したから知っているが、換気も悪い。30日にドラッグストアへ買い物に行ったら、私の前にレジ待ちで並んでいた老人はノーマスクだった。

 そうそう。長いこと使っていたショルダーバッグが経年劣化してきたので、新しいショルダーバッグを買ったのだった。しかし、デザインは気に入ったけれど小さすぎて、もうちょっと物の入るバッグも欲しくなってしまったので、自分の誕生日に安物をもう一つ買ってしまった。

 しかし腰が痛かったので、誕生日とクリスマスは精神の具合も悪く、食欲もなかった。いつもの美味しい地元のケーキ屋のケーキも、心なしか今年の作りは雑だったのも哀しかった。

 個人のささやかな、小さな注意や創意工夫や、気の持ちようなんて、国の無策の前には容易に吹っ飛び無意味なものと化すと痛感する。いにしえの時代から、民を殺すのは国家の仕事だし、これからもその脅威は続くのだろう。くそったれな時代だ。無事に生きていける気はしない。まあもともと詰んでるんだけど。