後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

自己効力感

お題「最近知った言葉」

  何書けばいいのかわからなくなってきたんで、お題スロットを使ってみる。

 最近知った言葉で印象に残ったのは、「自己効力感」かな。

 まだ読んでいる途中なのだが、『マシュマロ・テスト』という本に出てきた。そこでは、

自分の行動を決定するにあたり、能動的な行為者になれるという信念や、自分は変わったり、成長したり、学んだり、新たな難題を克服したりできるという信念だ。

とある。

 読んだ瞬間は、「あー、足りない。ぜんっぜん足りてねーっすわ、自己効力感」と、思ったのだが、しばらく時間をおいて考えてみると、そうでもないなと思い直した。

 わたしはたぶん、「自己効力感」はある。でなければこうしてブログをやってようなんて思わなかったはずだし、『マシュマロ・テスト』なんて本に興味をもって読むこともなかった。自分で自分を変えることは、ある程度なら「できる」と思っている。だが、それで自分を取り巻く現状・現実が良くなるとは信じられない。そんな感じ。

 現実や将来に対する無力感・悲観は拭えない。自分で自分をささやかに変えていく程度の成果では、どうにもならないことの方が多すぎる。むしろ「自分で自分を変えられるくらのことならできるかもしれない」というのは、現実逃避というか、目くらまし的な拠り所なのではないかと考えてしまうくらいだ。

 まあ色々あるんですよ、色々ね。

 

 しかし、わたしはマシュマロ・テストのような話が大好きなのである。人間が生きていく上で、当たり前のように身につけている能力と思われているものが、どうしてこうも個人差が大きくままらないのか。人間の能力や資質の違いというものが、どこで左右されたり決められていくのか。それらはどうすれば、後から変えたり学べたりするのか。ということに焦点を当てた話が。

 だってもう、結局そこにしか希望はないからね。