衝撃の月曜日
体重が、増えた。
不規則で怠惰な生活をしていることには自覚があるので、軽い運動くらいは日課にしているというのに、とうとうここ最近の平均値から+1.5キロという大台に乗ってしまった。
考えられる原因は二つ。
- 暑くて動く気になれないので、運動量が減った。
- 暑いのでアイスや砂糖の入った飲料の摂取量が増えた。
……当然の結果だよぉぉぉ! 無理だよ人間だもん!
暑くて疲れる日には運動なんてしたくないし、アイスだって食べたくなるでしょ? それが人間ってやつでしょ? わたしは人間らしさを失いたくない!
……まあ冷静に考えると、涼しくなって運動量が安定してくれば、体重も平均あたりに落ち着くんだろうけど。わたしはストレスに弱いので、こういうちょっとしたことで大きく動揺してしまう。若い頃は太り気味だったことによる、ネガティブな記憶も多いせいか。
人の心とは弱いもの。今日もそれなりに汗かいて運動した体を体重計に乗せたら、成果があるどころが逆の結果が可視化されてしまったっていうのは、やりきれないしショックだ。この反動が怖いから、運動習慣をつけるチャレンジを始めたときに、絶対に「見返りを求めない」と決めたはずなのだが。
そう。努力や労力には必ずしも見返りがあるわけではない。とくに長期的な結果を求めるものには、短期的な結果は期待できなかったりする。だから何かを長く持続したいと思うのなら、短期的な結果を期待するのは禁忌なのだ。
それがわかっているのに、どうして体重計の示す1キロ数グラムの変動に、ここまで精神を揺すぶられるのか……。自分でもとても納得がいかない。