後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

秋はアップルパイ

 今日は涼しいなと思いながら図書館へ行くために玄関の扉を開けたら、むわっとした湿気が漂っていて蒸していた。おかげで帰宅して鏡を見たら、いつもより前髪がモワモワしていて恥ずかしいことになっていた。ちくしょう。

 バス代を浮かすために、自転車を漕ぐ。湿気のせいか、金木犀が強く香る。ああ、この季節はまだ活動しやすくてありがたいなぁ、と思う。だいたい心身の調子がよくて能動的になるのは、春と秋なのだ。やはり暑くもなく寒くない気候がいい。四季なんていらんから、春と秋のなかだけで生きていきたい。現実的に絶対不可能な願望だとわかりきっているので、ここは自己中心的に発露させていただく。五千兆円欲しいのと一緒だ。

 図書館の帰りに、またスタバに寄った。アップルパイをな、食べたかったんだ。安さで選ぶならドトール、飲料の味ならタリーズのハニーミルクラテが好きなのだが、ちょいと甘いものを食いたくなったらスタバなのだ。ケーキが美味い。星乃とコメダは、長居ができるという理由に金を払っているようなものなので、味にも値段にもどうこう言ってはいけない。(言ってるけど)自分の中でそのような住み分けがある。

 アップルパイ、美味かった。税込みで518円するけど。でもリンゴはぎっしりだし、パイ生地も美味いし、温めて出してくれるので満足感はある。焼いた粉にフレーバーの違うクリーム塗っただけだろって感じのカフェケーキに400円以上出すよりは、だいぶ精神的に良い。自分の中でそうした理屈を付けて、今日も散財とカロリー摂取を自分に許す。いや、許すもクソもない。ほぼ目的化しているようなものなのだから、根本的に抑止しようがないのである。わたしはそれを自覚し、認めるべきだ。仕方ないんだよ。秋にはアップルパイ食いたくなるんだから。