後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

しかたのない日

 今日は寒かったので、我慢せずに暖房をつけた。天気が悪いと大物を洗濯できないので、まだ布団は夏仕様というちぐはぐな状態だ。季節の変わり目なのでしかたない。

 脂臭かったパジャマも、消臭スプレーをかけたので多少はましになったが、我が家にあった消臭スプレーはファブリーズではなかった。早とちりだった。しかしこれはわたしが悪いのではなく、消臭スプレーを使っていた家族が「ファブリーズあるよ」と言ったからで、その家族の中ではおそらく「消臭スプレー=ファブリーズ」という認識だったのだろう。よくあることだ。しかたない。

 他には、いまいち使いこなせていないソフトの設定などを弄ったり調べたりして過ごした。新しいフォントをインストールしても、表示がおかしくなることが多くて結局使えなかったり、設定が面倒くさくて結局いつものソフトに戻ったり、まあいつものようにあまり代わりばえのしない不毛な時間を費やしていた。しかたない。

 うっかり素敵な有料フォントに目移りしたりもするけれど、今のところとくに使いこなす用途があるわけでもないのに、そんな高価なものを買う余裕はないと自分の物欲に言い聞かせる。しかたない。

 借りてきた本はいまいち読み進められていない。コンタクトを入れたときの目の調子が悪いので、どうにも外さないと読む気にならないのが原因だ。見えにくさが気になって本の内容が頭に入らない。困ったものだが自分ではどうしようもないので、これもまたしかたない。

 しかたない、という割り切りは、ひとつの物事に拘泥せず思考を前に進めるためには必要な考え方ではある。だが、過ぎれば当然のように何事も粗雑になり、自分が後で困ることになる。だいたい我が家は、その割り切りによって物事が悪化し致命的になっているところがあると思うのだが、これもまたわたしがひとり脳内でいくら悩んだところで解決するものではないのだから、やはりしかたのないことなのだ。