後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

さすがに晴れが恋しい

 しかし本当に天気が悪い。晴れない。

 雨も曇りも、寒い熱いよりは嫌いじゃないが、こうもじめじめしっぱなしだと、さすがに太陽が恋しい気分になる。夏にはあれほど憎たらしいのに、現金なものである。

 だが人間がどんなに自己中心的な理由で天体の好悪感情を語ろうと、天体の意に介すところではない。だから天気のことは好きに語ればいい。暑いときには涼しい季節が恋しいし、寒いときには早く暖かくなって欲しいと思う。それは自然なことだ。

 人類が常春のように穏やかな世界で過ごせるようになるのは、いつの日のことだろうか。わたしは子どもの頃からそんなことを考える。

 そこは宇宙空間にできたコロニーだろうか。それともテラフォーミングされた異星だろうか。地球にできたドーム型都市でも、夢の地下都市や海底都市でも何でもいい。温かく平和に暮らせればいい。

 そんな理想の世界が訪れる前に人類が先に滅ぶのではないかというなら、べつにそれでもいい。それはそれで平等であり平和だ。平穏だ。

 今日も雨、明日も雨、明後日も雨。台風が来ている。被害が出なければいいなぁ、と思う。滅ぶときにすべて滅ぶならすっきりするが、やはり現実的な生々しい被害はありがたくない。

 明日は投票日だ。この雨のなか行くのかと思うと面倒くささがないわけではないが、他に予定もないので、おとなしく傘さして行くつもりである。だいたい選挙区の結果は予想できてしまうのだが、しかたない。外れたら、ちょっと驚いてもいい。

 どっちにしろ、人類が常春に到達するにはまだ遠い。