後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

冬支度は終わらない

 台風が過ぎ去り、やっと晴れた。やっとだ。

 いい加減、心に引っかかりまくっていたので、布団を秋冬用に替えた。ようやくだ。そうして部屋を片づけていると、外から子どもたちのテンション高い奇声が聞こえてきた。ああ、ここ最近は外で遊べなかっただろうしねぇ、と思いつつ、どうして子どもはあんなに奇声を張り上げるのが好きなのだろう、と不思議になる。おのれの身体機能の限界を知らぬためだろうか。客観性が備わらぬ未熟さゆえだろうか。いや、大人でもたまに感情がたかぶると奇声を上げる人はいるな。と、どうでもいいことを考えた。

 昨夜は湿気で蒸し暑さを感じるほどだったのに、今夜は空気が冷えている。季節が変わっていくんだなぁと感じる。このタイミングで秋冬仕様にしたのはタイミング的にもよかったのかもしれない。自分の判断が運良く正解したと思えると、自尊心が満たされてほっとする。

 後は、メッシュで通気性はいいがやたらかさばる夏用のシーツを洗って干して乾かして、メッシュの隙間に入り込んだ埃やらゴミやらをいちいちピンセットでつまんで捨てて、畳んでしまわなくてはならない。更に冷えてきたら、今度はどこにしまってあるのかわからない真冬用の布団を探す必要もある。ああ、季節の変わり目は面倒くさい。

 衣装ケースにしまいこんである冬服なんて、奥に十年以上着ていないものがしまいっぱなしになっていたはずだ。うう、手をつけるのが怖い。でもいつかは整理しなければ。そう考えるとまたストレスが増える。

 片づけなければならないもの、整理しなければならないものが、一向に減らない。あれもこれもと考えすぎて混乱する。片づけようとすると、その手順にまた悩み、要か不要かの判断に自信が持てず、嫌気がさす。そういうことの、ひとつひとつを地道にやっていくしかないのか。何か方法を見過ごしているだけなのか。季節が変わってもわたしの悩みはあまり変わらないのだった。