後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

白餡の鯛焼きを食べた

 今日、初めて「白餡の鯛焼き」というものを食べた。美味しかった。

 正直、鯛焼き餡子なんて、白くても黒くてもそんなに変わらないと思っていた。だが食べてみたら、わたしは白餡の鯛焼きは好きみたいだ。

 それを家族に話したら、たぶんわたしの好みだろうと思っていた、というようなことを言われた。ふむ、不思議だ。わたしはべつに白餡が好きだったことなどないし、そう思わせるような発言をした記憶もないのだが。「白餡は小豆の餡よりもあっさりしているから」そう思った、らしい。

 あっさり、してるのかなー? 意識して食べ比べたこともないので、わからない。

 餡子は嫌いではないけれど、食べたいときとそうでもないときとの差が激しいので、それほど好物というわけでもない。和菓子と洋菓子、どちらが好きかと問われれば、速攻で洋菓子と答える自信があるくらいには、洋菓子派だ。卵や生クリームやフルーツが好きだし。それをわかっている家族も、大判焼きの土産にはカスタードクリームを選んでくれる。

 白餡の材料は、調べてみたらだいたい白インゲンらしい。たまに甘納豆の一種として食べるか、サラダに混ぜてあるときに食べるくらいだろうか。つまり、単体では「これ」と意識して食べたことはないように思う食材だ。

 だが美味しかったのは事実なので、わたしの舌には合ったのだろう。それとも、味覚の好みが変わったのか。たまたまその日の気分や体調で美味しいと感じたのか。寒くなってきたから、ということも関係あるかもしれない。温かいものが欲しくなる季節だ。まあ、なんでもいいけど。

 鯛焼きの他にも、今日は和菓子の餡子玉があったのだが、こちらの餡もなかなかバラエティーに富んでいる。ベーシックな小豆の餡に、白餡、抹茶餡、コーヒー味の餡に、みかん味の餡。実はわたしは、みかん味の餡が、けっこう好きだ。

 しかし、鯛焼きの中にみかん味の餡が入るのは、どうかなーと想像する。あまり食べたい気分にはならない。コーヒー味、抹茶味もいまいち。せいぜい芋餡くらいだろうか。芋餡は美味しそうだし、実際にありそうだ。わたしは和菓子の中では、芋ようかんが好きだし、きっと好みの味だと思う。