後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

明日が怖くてパニックになるの巻

 突発的な事態のスピードについていけずに、真顔のままパニックになる系の人間です、どうも。

 心の中では「うぎゃー! うぎゃー! もう勘弁してくれー! つらい! 現実つらい!」と叫びまくっているのだが、中年にもなってそんな内心を表に出すわけにもいかないという自覚はあるので、見た目ちょっとテンション落ちてやる気なさそうな感じになっているだけだと思う。いや、それでも十分ダメなのだが、身内事なので勘弁してほしい。どうせこの事態を受け止めるどころか、総無視で済ます奴だっていることだし。

 結局、あれだけ心配していたコートは買わんでもいいことになった。何それ。過去の不安を返してくれ――と言っても仕方ないけど。

 現実は本当に心構えの先を行く。こっちが振り落とされようがお構いなしに無常である。とくに人の死なんてものは。受け止める心の準備なんてできていないうちに、ただ「やるべきこと」「やらなきゃいけない予定」だけがバンバンと圧をかけてくる。端から見たら大したことはない、たぶん、何もしないのと同じようなことだとしても、わたしはそれをこなせる自信もない。過ぎたら過ぎたで、ただ後悔と劣等感に襲われ、また内心でのたうち回るだけだ。

 ああ、明日の予定がつらい。想像するだけでしんどい。早く起きなくてはならないのに、たぶん「早く起きなくてはならない」というストレスでまた眠れなくなるだろう。そうなると、既に明日の日中もしんどいだろうという確信になる。どうする、どうなるんだ、明日のわたし。心が死なないか? 大丈夫か? 生きてるか? 生きていたって死んでるような人間が、死者を弔うなど畏れ多くないか? なにかとんでもない無様な失態を犯して迷惑をかけたり軽蔑されてしまわないだろうか。あああ……吐き気がする。息苦しい。体が重い。怠い。気持ち悪い。明日が、明日が不安だ。

 吐き出せ。とにかくこうして落ち着かない気持ちを吐き出してしまわないと、自分の中に溜まって腐ってしまう。息をしないと、息を。でなければ明日を乗り越えられない。

 こうして内心でワーワー一人で騒いでいるのに、しかし明日になればわたしはふつうの顔をしているのだ、たぶん。でも心は拗くれておかしいことになっている。何度かそういうことを繰り返して、これはもうどうしようもないなと自分でも諦めた。

 明日が無事に済みますように。もう神頼みでもしておくしかない。