後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

今年に限らず買ってよかったもの(実用編)

 えー、本日はわたしの誕生日なのである。

 もはや歳をとるという現実には先行きの暗い憂鬱さの方が勝るが、それはわたし個人の事情が大きいので、歳をとること自体が悪いわけではないのはわかってる。

 さっきまでグラブルの誕生日限定ボイスを聞いていたのだが、なにしろキャラが二百人以上いるんで、一時間やってもまだ終わらなかった。これから更にクリスマス限定ボイスと、正月限定ボイスがやってくる。期間限定なので聞かなければ損した気になるし、すべて聞くのもちょっとしんどい。去年も同じパターンだった。

 まあ誕生日はどうでもいいので、今回は「今年に限らず買ってよかったもの」のことを書こうと思う。 

 

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耳栓(MOLDEX 6604)

 これがないと眠れない。ドラッグストアで売っている耳栓も試したりしてみたけれど、あまり音を防いでくれなかった。MOLDEXの耳栓は何種類かあって、固さなども違うらしいので、最初は何種類か入っている詰め合わせを試したが、これが一番わたしの耳に合っていると感じた。サイズが合わなかったり固かったりすると、防音はしっかりしてくれても耳が痛くなる。

 基本的に耳栓をして寝るのは耳の健康にはよくないだろうし、実はたまに耳が痛かったりするのだが、我が家はもう耳栓しないと眠ることのできない家になってしまったので仕方ない。この耳栓が尽きたら、わたしは不眠で精神的に病む自信がある。

 

ストップウォッチ (CASIO HS-3C-8AJH)

 精神安定と運動のために購入。ネットで評価を見て、「安くて、操作音が出ない」ということが決定打になった。数字がちょっと見づらいとか、ボタンをしっかり押さないと押したつもりでも動いてないとか、そういう評価はあるし事実だけれど、自分の用途としては最適だと思う。2013年に買ったのだが、電池交換もせずに使えている。(たまに止め忘れて一晩中動いてたときもあったのに)

 これのおかげで、あの恐ろしいWindowsの更新が長々とつづいていても、経過時間を可視化することで精神がかなり落ち着くようになったし、運動にも役に立つ。時間の経過、その区切りを客観的に可視化するということが、こんなにもストレスを減らし安心を与えるとは思っていなかった。

 しかし、同じように時間管理の目的で買ってみたキッチンタイマーは、まったく使えていない。

 

ダイソーのマット

 運動をするとき、フローリングの床にちょっとしたクッションになるものが欲しいと思って買ったもの。最初はヨガマットとか、運動用のマットがよいのかと考えたけれど、持続できるかわからない運動のために試しに買うには、でかくて値段も高かった。ダイソーに寄ったとき、もうコレでいいんじゃないかなと判断した。

 実際、自分程度の運動にはこれで事足りているし、使い終わったときも部屋の隅に立てかけて邪魔にもならないので、満足している。

 

腕時計

 だいぶ昔に買った腕時計。時刻は携帯電話を見ればいいと思って長年使っていなかったが、ちょっとしたときに鞄からいちいち携帯電話を出し入れするのは面倒くさいと、電池を入れ替えてまた使うようになったもの。使ってみると、腕時計はあった方がよいと実感するようになった。

 

ハードコンタクトレンズ用スポイト

 これがないとコンタクトを外せない。外し方はあるらしいがコツが必要らしく、ソフトコンタクトから近年になって乗り換えた自分は自信がなかったので、この便利な道具に頼ることにした。調べたら、長年ハードコンタクトを外しているとそのせいでまぶたが下がってくるとかあったので、ちょっと臆したということもある。慣れない不器用な自分が、レンズの扱い方を間違えるのも怖かったし。

 

珪藻土コースター

 コップから垂れた水滴の対処を気にしなくていいので、夏場は重宝する。今までは布製、シリコン製のコースターを使ってきたが、布製は水を吸ってすぐにカビが生えるし、シリコン製のものは逆に水を吸わないのでそのまま溜めてしまって面倒だった。

 厚みと重さがあるので安定感もあるし、布のコースターのように滑らないのもよい。

 

フロスピック

 歯間の食べカスなどを取り除いてくれる便利な道具。なんでもっとはやくこの存在に気づかなかったのか。なぜわたしの子どものときにこのような物がなかったのか(あったのかもしれないが、わたしの生活範囲では見たことも聞いたこともなかった)、恨みがましい気持ちまで湧いてくる一品。

 なぜならわたしは、歯並びがとても悪い。口内が狭くて、歯の本数が足りないと歯科医に言われたことがある。そしてわたしの親は子どもの歯列矯正などというものに意識が向くタイプではなかったらしく、まあ歯の健康状態はけっこう悲惨なことになっている。だからこの前、歯が欠けてしまったのも、実はあまりショックではないのだ。だってわたしの歯はもう殆どダメになっているという自覚があるから……。

 ちなみに、指に巻き付けるタイプのフロスはコスパはよさそうだが、歯並びが悪いせいで使いにくかったので、ピックがよい。

 

洗い流さないヘアトリートメント

 我が家はくせ毛一家なので、洗髪したあと髪を乾かすとき、何もつけないとちっとも髪がまとまらない。それまでは定番である椿油を使っていたが、家族で椿油原理主義に陥っていたためか、それ以外の選択肢というものを考えられずに生きてきた。しかし、椿油はストレートに油分なので、付けると髪はまとまるが当然のようにベタつくのである。それをくせ毛リスクとして宿命的なものと思いすぎていたんだなぁ、とようやく目から鱗を落としたくれたのがコレ。他にも類似品で良いものがあるかもしれないので、とくにこの商品がお薦めとかいう話ではない。(実際、ドラッグストアにアホみたいに並んでいるヘアケア商品の中から値段の手頃さで選んだだけである)

 髪は(比較的)まとまるのにベタつかずさらっとしているので、乾かすときも時間がかからなくなって助かった。これも、もっと早く知りたかったという情弱の痛みを味わわせてくれた一品。

 

モアリップ

 なんか自分の身体的な不具合ばかり開陳しているようでアレだが、まあいいや。冬場、唇が乾いてひび割れてくるときに、何を使ってケアするかというと、やはり習慣を妄信してリップクリームを塗っていたのだが、ほぼ塗った後の方が酷いことになるのである。唇の皮がべろべろに剥けて、それが唇の端まで達して切れて痛い目にあう。なので、近年はもう食用油を寝る前に塗っていた。こちらの方が断然マシである。

 しかし、さすがに世の中にはもう少しまともなケア用品くらいあるだろう、とドラッグストアでたまたま見かけて買ってみたら、とても効果があった。その後検索してみたら、わたしが知らんだけで有名な商品だった。情弱の! 悲しみ! わたしの人生そんなんばっかだ!

 

 

 ……こうして試しに書いてみると、なるほど、わたしにとって「買ってよかった実用品」というのは、心身のケアに関わるものばかりだなと気づく。珪藻土コースターにしろ、机の上にコップを置くときのストレスの軽減に役立っていると言えるし。

 というか、そもそも実用的なものというのは、そうして使う人間の精神の安寧のためにあるべきなのではないだろうかという気がしてきたのだった。