後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

暖かな春の日にもゲーム

 今日も暖かく暖房いらずで過ごせたので、ああ春が近くなっているなぁと感じる日曜日だったのに、わたしは延々とグラブルをやっていた。

 いやだって、イベント中だし、キャンペーンだし、そろそろ集中して周回しトレジャー集めたり強化に勤しまないと、どん詰まりなのだ。いい加減、そろそろ共闘クエストを進めないといけないと思いつつ、性格がソロプレイ向きなので先延ばしにしていたり、マグナ自発しても救援が来ないとまだ全滅するから、泣く泣くエリクシール使って復活したり、最近ようやくメカニックのジョブを取得したけど運用がよくわからずに調べたり、めんどくなってアーカルムは放置していたり、やることが色々ありすぎて怖い。

 いかん。こんなにゲームばかりやっていては、ダメなのだ。

 二年以上マイペースプレイで、回復アイテムも殆ど消費していなかったから、やろうと思えば時間のある限り遊べてしまうのがよくない。一時間のサポートを二回発動して延々とクエスト周回というものをやっていたが、効率も悪いためか、回復アイテムはそれほど減らなかった。むしろ、運営からのプレゼントがあったので増えた。プレゼントボックスは強化武器が溜まりつづけ、それをちんたらと消費する作業だけでも、一時間二時間と過ぎていく。(強化しなければいけない武器はあるので、売り払うこともできない)イベントのボックス1箱分も、これから空にしなくてはいけない。何やってるんだ。

 それでも、グラブルはまだマシなのだ。それ以前にやっていたソシャゲなど、画面そのものが使いにくく通信も遅かったので、強化作業にどれだけ時間をかけていたか。レベル上げ周回に、一〇分はかかるマップをグルグルさせられていたか。それらの記憶を思い出すと、あまりに快適なので、つい遊び続けてしまうというわけである。

 わたしはすっかり、この居心地のよさに慣れてしまった。もう昔のように、「流行のソシャゲとは違うものを狙いたい」という気骨のある運営のチャレンジに乗ることはできない。でかい資本という大樹の陰は過ごしやすい。

 やる気のない運営が不具合を放置しっぱなしのマイナーソシャゲにうっかりハマり、主力となってしまったので抜けるに抜けられず、人間関係にも気を使って疲弊した、あの頃には戻れない。二十四時間戦争とか、ふざけた遊びにうっかり盛り上がって、開始時間の早朝に起きて負け戦にポチポチやってたあの頃にも……。

 どうしてわたしは一人の自由な時間をゲームに費やしてしまうのか。決まっている。よくできたゲームは、短期目標を達成する快感が間断なく設定されているからだ。

 この段階がどこかで苦痛だったり行き詰まると、わたしは飽きてやめるだろうが、今のところそんな兆しはないし、シナリオも面白くなってきたので、「いやー、やっぱでっかい資本のあるところは頼れるなぁ…」と、感心しながら、ダラダラとゲームを続けるのだった。