後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

定休日を忘れてた

 今日も今日とて昼食を何にするか悩み、手近なコンビニですませようと思っていたはずなのだが、いざ店内に入ると、どれもこれも食べたいという気持ちにならなかった。パンのコーナーを見て、もう焼きそばパンとか、コロッケパンみたいなやつでいいかな、と考えた。

 パンは好きだが、カロリーが高い。とくにコンビニの惣菜パンなどを手に取り、カロリーの表示を確かめると、目を剥くレベルだ。そのため、食べやすいけれど頼ると不健康になるというイメージがある。たまに食べるくらいならいいだろうが、ちょっとおやつにスナック菓子でも食べたいな、などと思おうものなら、致命的な食い合わせとなるだろう。

 しかし、わたしはそのとき既に、パンの気分になってしまった。そしてどうせなら、パン屋の美味いハムカツサンドが食いたいと気分が盛り上がり、そのコンビニではジャンプだけ買って、自転車でいつものパン屋に向かった。

 風は強かったが、晴天で心地よい天気だった。追い風に乗ってすいすいと走り、いつものパン屋に到着すると、定休日だった。そうだった。月曜は休みなのだということを、すっかり忘れていた。パン屋さんは、コンビニではないのだ。

 仕方がないと、わたしはその手前にあるコンビニで昼食を買うことにした。パンの気分だったのだから、当然パンのコーナーを見るが、気が進まない。弁当、冷凍、スナック、と棚をぐるっと見て回り、わたしはたこ焼きとおにぎりを選択した。

 たこ焼きを選択したとき、わたしは自覚した。もしかして、食いたかったのはパンではなく、ソースの味なのでは? と。焼きそばパンのソースと、ハムカツサンドのソースは、大差ない。わたしの食欲が求めていたのは、パンでもなければハムカツでもなく、ソース味だった。

 なんとなく釈然としない気分で、帰路につく。時間はとっくに、三時近かった。しかも、今度は向かい風になっているのもきつかった。空腹を抱え、重くなったペダルを漕ぐ。

 たこ焼きと、おにぎり。おにぎりは、「もち麦梅こんぶおにぎり」というやつだった。「もち麦」という言葉が付いていると、わたしは弱い。それだけで買う気が六割増しになり、実はおにぎり具材としてはあまり好きではない「梅」部分をスルーした。もち麦>梅、である。

 栄養バランスは、もう無視した。野菜が足りない。タンパク質も足りない。だが腹がへっていたので、あまり正論は考えたくなかった。