後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

周回に参加する

 グラブルのAP半額キャンペーンがようやく終わり、何かから解放されたような安らかさと寂しさを同時に味わっている。しかしまだグラフェスという誘惑が目の前にぶら下がっている。課金はしなくても、貯めた石だって無計画に費やしたら、後で悔やむことになるのだ。

 共闘クエストに苦手意識を持ちつづけ、半額になったときですら一人でスラ爆をしつつ、「……ジョブのための素材集め周回も、なんとかソロでできないかな」と、どこまでも対人苦手意識をこじらせていたが、そんなわたしでも、意を決して参加するときはするのである。共闘周回というやつに。

 二年間も後回しにしてきたⅣジョブを取得してしみたら、やはり使いやすかったわけで。となると、次は新しくEXⅡジョブも欲しくなるのが人情である。デザインも可愛いし。しかし、このジョブを取得するには、Ⅳジョブと同じくらいの手順が必要になるわけで。つまりは、素材集めが必要になる。

 というわけで、何回か目当ての周回部屋に入らせてもらい、無事にアイテムは貯められた。なかなか拾えないもの(ジョブの証や信念)は、もう輝き交換で入手するからいいんだと開き直っている。

 揃えるのがあまりに手間そうだと忌避していたシュヴァ剣も、ようやく1本4凸した。遅々としているが、わたしだってやる気を出せば戦力強化はできるのだ。そう思わせてくれるから、ゲームは優しい世界だった。世の中のあまりに救いのない出来事に心荒んだときは、もう積極的にゲームに逃げよう。

 しかし共闘一時間フルに周回する作業は、やはり、なかなかきついものがある。他のことをしながらでも、ひたすらポチポチしていればいいだけなのだが、これがなぜかつらい。一人でスラ爆をやっていたときは、それほどつらくはなかったのに。なぜだろう。

 やはり、見ず知らずの他者と足並みを揃えなくてはならないからだろうか。「あれ、フレ石の設定これでよかったのかな」とか、「この属性、火力だけはあるからけっこうMVP取れちゃうんだけど、少しは主さんに譲った方がいいのかな」「いやしかし、変な遠慮して非効率になっても悪いし」「トレハンはかけてもいいんだろうか、かけても嫌がられることはないだろうけど、それならアイテム使えよとか思われていないだろうか」等々、気にしてしまうのである。

 そして三十分ほど経過したところで「うう……まだ半分か」と精神的な疲労を感じはじめるものの、残り十分くらいになると、おそらく参加メンバーも慣れてきているので体感スピードは加速する。残り時間もわずかとなると、「そろそろ終わり? いや、ギリギリまでいきます?」と、そわそわしてくる。

 そして無事に終わると、やはり一人ではこれだけ集めきれなかったであろう目当ての素材が集まったのを見ては、「わー、よかったー。お疲れさまっしたー」という明るい気分になってしまうから単純だった。