後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

音が気になる

 とある作業をパソコンでこなしていたところ、気がついたら三時間経っていたのでビビった。自分の中では、せいぜい一時間半くらいの感覚だった。

 集中していた、というと聞こえはいいかもしれないが、要するに作業時間の制御が利かないのである。これはわたしの欠点である。そのくせ、やる気が出ないといつまでも先延ばしにしてしまう癖もある。

 しかし、作業をしている間、やたらパソコンの音が気になってしょうがなかった。気になりつつも作業には没頭していたわけだが、ハードディスク辺りの、ジジジジと小刻みに響く音だ。

 本体は大きめのデスクトップで、ケースの横をちょっと手で押さえると緩和される。べつに負荷や動作が異常で出している音ではない。専門店のネット通販で、構成を自分で選んで買ったものだが、ケースの防音にまでは気が回っていなかったのだな、と買ってから気づいた。それまでは、大手家電メーカーのものだったから、音はあまり気にならなかったのだ。

 しかし、メモリーを目一杯積んで、余計なソフトは入っていないなるべく安いものを選ぼうとすると、もう専門店を選ぶしかないわけだ。あまり知識のないわたしは、事前にネットで調べたり、本を買ったりしていたのだが、それでも気が回らないところがあるのは仕方ない。

 第一、これくらいの音は気にしない人は気にしない程度のものなのだ。だが、わたしは音には神経質なところがあるので、ちょっとでもいつもと違う異音に感じると、何か異常があって壊れてしまったのでは? と不安になって体調も崩してしまうくらいストレスを感じるのだ。

 最近はマシになったとはいえ、こうした音が気になってくるのは、春と秋の夜だ。そう、エアコンが必要ないために、空調の音がしない。しんとしていると、ちょっとした音でも響いて聞こえるのである。

 へたをすると、キーボードを叩く音も自分で気になる。あまり早くもなくテンポも悪いし、打ち間違いも多いので、聞いていても心地よくはない。たまに寝る前、耳栓をした状態だと調子よく文が打てたりするのは、やはり自覚していた以上にわたしは音に影響を受けているからだろう。

 なんでそこに、もっとはやく気がつかなかったのかなぁ、と思う。いや、このパソコンを買い換える前は、まだ家をリフォームする前で、今ほど音に神経質ではなかったのでは? と思う。いや、それでも深夜に棚がカタカタと揺れる音が気になって眠れなかったりしたから、やはり最初から音には弱かったのかもしれないけれど。

 次にキーボードを買い換えるときは、もう少し音が小さいのがいい。思い切って買ってしまったわりには使いこなせていない、一万円以上もするキーボードだけど。パソコンも、このストレスの軽減を考えたら、音の響かないケースの選択を考慮すべきなのだろう。たとえその分高くなっても。

 いやしかし、今買い換えなきゃいけなくなると、とても困るけど。そんなお金はないけれど。