後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

盲点

 今日は暑かった。つい数日前は暖房をつけていたのに、寒暖差が激しい。コンビニに入ると、冷房が気持ちよく感じた。アイスの売り場を見ると、もうフラッペが並んでいる。

 いつものように昼食とジャンプを買いに行ったのだが、時間も遅いし軽くサンドイッチにでもしようと、ミックスサンドを選んだ。なにか手頃なおやつもついでに、とチョコバーも手に取って、今日はあまり迷うことなく買い物ができたと思う。

 文具の売り場を見たのは、ちょっとしたついでだ。この前フリクションボールを買い換え、その後にボールペンの替え芯を通販で買い間違えていたことを書いたときに、「あれ? フリクションも替え芯買った方が経済的だったのでは?」と、遅れて気づいた。

 間抜けな話である。なぜその発想がなかったのか。

 というわけで、たしかフリクションの替え芯も売っていたような気がする、と覗いて見たのだ。そしたら、あったのだ。ジェットストリームの多色用ペンの替え芯が。

 灯台下暗し!

 わたしは心の中で叫んだ。盲点だった。しかし残り一点しかなかったので、この商品がどれだけコンビニに置いてあるものなのかは、わからない。たまたまその店にあっただけかもしれない。コンビニの文具売り場というのは、たまに埃がかぶっているくらいに売り場としての生気が薄い。

 あると思っていたフリクションの替え芯も、多色用しかなかった。そのコンビニでは、単品用の替え芯は置いていなかった。あまり気にして見たことがなかったので、新しい発見である。

 なるほど、替え芯が欲しくなったときは、コンビニという選択肢もありなのか。心に刻みつけたい。そうなのだ、文具売り場というものは、実はコンビニにも、スーパーにも、ドラッグストアにもあるのだ。店に入るたびに目にしているのに、なぜ替え芯があるかもしれないという発想にならなかったのか。

 盲点だ。人は、意識しないと見えていても覚えていない。

 替え芯を買えて満足したわたしは、アイスカフェラテも買って、それを飲みながら帰った。やらねばと思っていた、エアコンのフィルターも掃除し、手の届かない部分に溜まった埃は、もう忘れることにした。

 替え芯は買えたが、他にも細かく補充しなければならないものはあるし、夏に向けて取り替えたり、整えたりしなければならないものもある。わたしは間抜けな失敗や失念で、効率の悪い作業を繰り返しつつも、なんとか乗り切っていかねばならない。