後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

部屋のどこかにある携帯

 本日も実にふざけた暑さだったので、水をガブガブと飲む。当然のように冷房は朝から深夜までつけっぱなしだ。それでも日中は室内でも暑く、夜中になってようやく一息つく。風呂に入って髪を乾かしたりしている間に、また汗だくになるし。

 ちまたでも散々言われていることだとは思うが、本当に2020年の東京は無事でいられるのだろうか。それほど真剣に考えているわけではないが、ぼんやりと想像するだけで「うわぁ、大変そうだなぁ」と思ってしまう。

 そういや、アレは集まったのだろうか。なんか、メダルを廃棄する携帯やスマホやPCからリサイクルして作ろうってやつ。以前、興味本位でちょっと調べたら、だいぶ気の遠くなる話だったけど。

 自分の今使っている携帯電話は、人生で二台目、しかももう七年くらい変えていないガラケーである。ガラケー用のサービスは次々と打ち切られたので、今はほぼ純粋に通話とメールをするだけの機器と化しているが、本来はコレで音楽も聴けて、テレビも見られて、ネットもやれて、カメラにもなって、他にも色々便利機能の付いている道具のはずだったのだ。

 しかし今では、外出先で地図を調べることもできないし、バスの時刻表をチェックすることもできない。サービスが、終了したから。数年前までは、こいつで電池が熱くなるほど、ツイッターもソシャゲもやっていた、というのが今では不思議なくらいだ。

 わたしはネットやゲームに対して、多少依存的な傾向があるので、それらが使えなくなったということは、逆によかったかもしれないと思っている。だから未だにスマホにする決心がつかない。

 一台目、最初の携帯は、リサイクルに出すこともなくしまってある。なんとなく。

 思い入れがあるとか、そういうものではないけれど、なんとなく自分の生活に密着しすぎた道具というものは、処分に困る。さほどかさばる物でもないし、部屋のどこかに適当にしまいこんで、そのままだ。

 物をリサイクルに出す、というのは、それほど気軽な行動でもない。わりと、思い切りが必要だ。決心というか、決断力というか。自分には欠けがちなものが。

 というわけで、メダルの一欠片にしてやるために、わざわざ部屋の中を探してまで役所にリサイクルに持っていく気にはならないなぁ残念だけど、と思うのだった。