後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

お金も大切だけど時間もね

 本日、グラブルのキャンペーンで90連ガチャが当たり、「ヒャッハー、フェス中に当たるなんてラッキー」とわたしは素直に喜んだ。昨日はオリヴィエも来たし、運をソシャゲで費やしている感はあるが、真に浪費しているものは時間である。

 90連というのは通常の10連ガチャが3000円するものとして、27000円分引けるというわけである。が、そう単純に受け止めていいわけではないのはご存じの通りで、何万円分のガチャを無料で回せようが、その金額分の価値があるものが出てくる保証は何もない。「わーい、ラッキー」とは思ったが、ただ90回分当たったのがラッキーなだけである。本当に運が必要とされるのはそこからだ。

 で、結果はどうだったかというと、まあ悪くはなかったけれど劇的な戦力アップを望めるようなものでもなかった。とはいえ、無料なのでわたしは満足である。

 しかしその結果から考えても、やはりこれに金銭を費やすという選択肢はないなぁと確信する。アイテムへの課金くらいならたまにはしてもいいと思うけど、ガチャはなぁ。うん。

 わたしがガチャというシステムを知ったのは、けっこう昔のことで、その頃はスマホの普及率もそれほどではなく、ソシャゲというのも今のように盛んではなく、GREEとモバゲーが細々とやってるような時代だった。その頃にあったガチャというのは、アバターだった。

 それほど多くの金をつぎ込んだわけでもないし、その頃のガチャはそれほど阿漕でもなかったが、このシステムがいかに人の精神の防壁をあっさり崩すのか、というのが色々な方面から見えて理解できてしまった。そんなガチャにまつわる様々な感情の負債が、今となってはお馴染みの光景になってしまったことには、隔世の感がある。

 なんというか、「人間はそれほど強くない」という一言に尽きる。自分の自制心なんてものを信用してはいけないのだ。ガチャというものを知ると、依存というものがどのようなメカニズムで起こるのか、生々しく捉えられるようになった。

 そしてガチャ課金はしなくなったのはいいが、結局多くの時間をソシャゲに費やしているという時点で、あまりそれも望ましいことではないというのは忘れてはならないな、と薄い反省をするのだった。