後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

春の準備もできていない

 ちょっと寒めの日が続いたかと思ったら、今日はそれほどでもなかったので、暖かくなったのかと思って外に出たら、意外に空気がひんやりしていた。まだ三月だ。油断はできない。

 昼食を買いにいったら、店の前で幼稚園児くらいの子どもたちが数人集っていて、救急車のサイレンの音にものすごく反応していたのが面白かった。姿も見えないのに、一斉に「おーい!」と声をかけていた。端から見ると微笑ましい光景だけど、この年頃の子の面倒を見るのはとても大変なのだというのは、親類の小さな子どもを見て知っていた。

 近所にも小さな子どもが、何人か集って遊んでいたりするのだが、いつも声がすごい。幼い子どもは、どうしてあんなに奇声をあげるのが好きなんだろう。うるさいと言えばうるさいが、大人の奇声や罵声を聞かされるよりはだいぶマシなので、不快というほどではない。

 昼食は、欲をかいてパンを三つも買ってしまったので、胃に重かった。二つは昼食用で、一つはおやつ用にと買ったのだが、昼食用のパンは一つで充分だった。店にある商品を見ると、つい目移りしてしまう。それでもせっかく買ったのだしと、おやつ用のパンもしっかり食べたのだが、これがまた予想以上にずっしりしたタルトだった。

 夕方になってもなんとなく腹がもたれていたので、夕食は米を抜くことにした。が、それでもかなり胃がきつくなった。しかもこういう日に限って、また家族が土産に菓子パンとか買ってくるのだった。そう。金曜日のパン屋は、割引サービスをしていることが多いから。

 夜になるとまた空気が冷えてきたなと感じたので、暖房をつけた。が、そのうちなんだか暑く感じてきたので止めた。すると、また空気が冷えてきたように感じてしまう。この季節の温度調整はややこしい。部屋のエアコンは古くて安いものなので、微調整には向かないのだ。

 暖かくなってきたら、着る服のことも考えないといけないし、ベッドの掛け布団やシーツについても考えなくてはいけない。わたしはそれらの作業がとても苦手で、考えたくないあまりに先延ばしにしたり、とても適当にしてしまう。

 そうだ、エアコンのフィルターも掃除しなくてはいけない。季節が変わると、やることは色々あるはずのに、毎年それに慣れるということがない。毎年考えるだけで苦痛だし、毎年終わるとホッとする。

 寒い日は、あれだけ春を待っていたのに。現実の生活はその実感を与えてくれるほど、のどかでもなかった。