後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

昼食の失敗

 昨日はなんだか食事が腹にもたれる一日だったので、それを反省し、今日の昼食は軽くすませることにした。というか、作るのも面倒なので、余りものの煮物でいいかという気になっていた。だが、それだけではあまりにタンパク質不足なので、卵を加えることにしたのだった。

 卵を加えるというのは、この場合、調理の手間を省くためレンジで加熱し、ゆで卵と温泉卵の中間のような状態にすることを指す。

 容器(蕎麦の麺汁を入れる耐熱食器)に卵を割り入れ、そこに水を足して、卵を少し沈める。そのままレンジにかけ、少しずつ加熱するのである。「少しずつ」というのがポイントである。卵をレンジにかけるときには、当然注意が必要だ。

 まずは三十から四十秒、白身が半分くらいうっすら白くなってきたら取り出し、スプーンでひっくり返し、また三十秒くらいかける。目で見て、全体が白くなりだいたい固まったと思ったら取り出し、水……というか、お湯を捨てて、卵をスプーンですくって料理の上に乗せる。

 これがいつもの手順である。

 ところが、同じことをしようとしただけなのに、今回は失敗してしまった。卵が破裂したのだ。一度レンジから出して卵をひっくり返そうしたとき、あまり上手く返せなかったのだが、「まあいいか」と油断してしまったのがよくなかったのだろう。熱が偏りすぎたのだ。

 あの破裂音は、心臓に悪い。

 慌ててレンジを止めて、庫内を覗く。水を張っていたおかげで卵が飛び散ったりはしないのだが、水浸しになってしまった。わたしは虚しい気持ちで、それを丁寧に拭き取らなくてはならなくなった。

 手間を省くためにレンジを使ったはずなのに、失敗すると逆に面倒なことになる。やはり生卵をレンジにかけるときは、慎重でなくてはならない。しかし、アルミ箔をレンジで加熱した身内のうっかり加減よりはマシだと思う。あと、ブルーチーズをレンジでチンしやがったときは、本当に臭かった。

 レンジを掃除してから、わたしは残りものの煮物に卵を乗せて食べた。その後、おやつとしてメロンパンを食べ、カフェオレを飲んだ。昼は少なめだったから、カロリー高めのメロンパンも、罪悪感なく食べた。

 ところが、その後運動し体を動かすと、急激に力が抜けてきた。腹は満ちても、やはりタンパク質不足は否めなかったのだろう。体は誤魔化せない。そうなると夕食時にはとても空腹になっていて、春巻きをご飯多めで美味しく食べてしまうことになった。

 食事は多すぎても毒だが、少なすぎても体が動かない。こういうことが時々あるから、昼に何を食べればいいのか、真剣に悩みまくってしまうのだ。