後悔記

今のところ、宛てのないブログです。

寝ながら空を飛んでいた

 本日も怠惰な起床時間であったので、目覚めたときにはとっくに昼間をすぎていた。

 わたしは夢の中で空を飛びながら、「わたしはこうして空を飛ぶことができるのに、どうして他の人は飛べないのだろう」などと真面目に考えていた。そしてふと、「これは夢? いや、現実だ。現実にわたしは飛んでいるのだから夢のはずがない」と、空を飛んでいることに一切の違和感がなかった。そこまで夢に没入していたら、起きられるはずもない。

 目が覚めると、「飛べるわけないだろ!」と、ちょっと恥ずかしくなった。しかし、夢の中のわたしはときどき、空を飛んで移動する。

 けっこうな低空飛行で、せいぜい地上三~五メートルほど浮き上がっている感じだろうか。スピードもあまりない。車の方が、断然早い。そのせいか、「これくらいのことは誰でもできる程度のこと」という認識で、空を飛ぶという爽快感はまったくない。ただ、歩かなくていいから疲れない便利な移動方法、という感じだ。

 昔は、ビルからビルへ移動するような、大きな跳躍をする夢も見ていた。しかしそれは、落ちるのが怖い。夢なのに、三半規管にくるような気持ちの悪い墜落感があるのだ。だからあまり高いところを飛ぶ夢は、好きではなかった。もともとジェットコースターなどの乗り物も苦手だし、車に酔いやすいから三半規管も弱いのだろう。それが夢にも反映されている。

 そんな感じで起きたら遅い時間だったので、まともに昼食を食べる気にもならず、また体調のせいで食欲もなかったので、カフェオレとバームクーヘンだけの間食をとった。バームクーヘンは、頂き物だった。食感は、しっとりもっちり系で、ふんわり系ではない。

 それでも夜になると、さすがに腹がへった。これはあまり健康的な空腹ではないな、と自分でも思った。玄米、味噌汁、コロッケ、キュウリとタコの酢の物、カツオのたたき、そしてデザートにシュークリームまで食べてしまった。シュークリームがダメ押しになったのか、食べたあとに腸の辺りがぎゅるぎゅると音を立てていたが、幸い腹は下さずにすんだ。この歳になると、生クリームはしんどいのだ。

 夜には、ゲームをやりながらアニメの動画を見ていた。安らかだ。ほどよく周回作業がはかどる。しかし既に何回か見ているアニメなのに、未だに見逃した細部に気づくことがあるので、どれだけ散漫に見ていたかがわかってしまい、ちょっと反省した。昔のわたしは、それこそアニメを正座待機する勢いで、真面目に細部まで見ていたというのに、いまではすっかり「周回作業のBGM」になっていた。

 そんなどうでもいい感じの日曜日でした。